2010年02月27日

[移籍加入発表]中村俊輔(なかむら しゅんすけ)@エスパニョール[2009-2010横浜F・マリノス人事往来]

【ダイジェスト】
2010/02/13[神奈川新聞]「何も聞いていない」、俊輔J復帰報道に下條本部長/横浜マリノス
2010/02/14[スポーツ報知]代理人明かした!俊輔、日本復帰なら横浜M一本
2010/02/16[スポニチ]横浜が俊輔獲りへ前向き「評価?当たり前や」
2010/02/16[サンスポ]横浜Mが俊輔救う!復帰打診あれば交渉応じる
2010/02/16[ニッカン]横浜、俊輔移籍先有力候補も「白紙」強調
2010/02/17[スポニチ]“今度こそ”J復帰へ…俊輔が横浜と接触
2010/02/18[スポニチ]俊輔 完全移籍で横浜へ…今週中にも決定か
2010/02/19[サンスポ]俊輔、鹿島にも接触 獲得には否定的
2010/02/20[サンスポ]8年ぶりJ復帰…俊輔代理人、横浜Mと会談
2010/02/22[サンスポ]6億円移籍!俊輔、横浜Mと今週中にも契約
2010/02/25[スポーツ報知]「横浜M・俊輔」3・13デビュー!J開幕戦はアウト
2010/02/25[スポニチ]横浜M社長がスペインへ 俊輔、金銭面で歩み寄りか
2010/02/26[スポーツ報知]俊輔28日横浜M入団会見へ!
2010/02/26[横浜F・マリノス]中村俊輔選手移籍加入決定及びご挨拶について
 
2010/02/13[神奈川新聞]「何も聞いていない」、俊輔J復帰報道に下條本部長/横浜マリノス
スペインリーグの中村俊輔(エスパニョール)サイドからJリーグ1部(J1)横浜Mに対し、
日本復帰に関して接触があったという一部報道について、
横浜Mの下條佳明チーム統括本部長は12日、「何も聞いていない」と話した。

チームはこの日、9日間の宮崎キャンプを終え、午後に羽田空港に到着。
木村和司監督も「知らない」とだけ話し、同本部長は
「現地が勝手に報道しているだけ。こっちには何の情報も入っていない」と強調した。

リーグ戦出場機会に恵まれていない現在の中村の状況について、
同本部長は「ワールドカップイヤーだから、頑張ってほしいけど」とエールを送ったが、
仮に本人がJリーグ復帰を希望したら、という質問には「情報がないから分からないが、
基本的にはない。何か動きがあったらね」と話すにとどまった。

スペイン紙は、中村の代理人がエスパニョールと会談し、
「ここで続けたくない旨を告げた」などと報道したとされる。

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2010/02/14[スポーツ報知]代理人明かした!俊輔、日本復帰なら横浜M一本
エスパニョールの日本代表MF中村俊輔(30)が、
6月のW杯南アフリカ大会まで出場機会を求めて移籍する場合、
古巣の横浜Mへ一本化したことが13日、明らかになった。
故障明けで14日のラコルーニャ戦での復帰を目指す司令塔だが、
今後も控え生活が続く場合には、7年半ぶりの古巣凱旋が実現しそうだ。

バルセロナで日本の司令塔の去就問題が過熱する中、最大のキーマンが口を開いた。

「あくまで中村本人がエスパニョールで試合に出ることが何よりも先決事項です。
それでも、W杯までに出場機会が得られないのなら、日本に戻るという可能性はゼロではない。
もしも、マリノスが必要としてくれるのなら、横浜に戻るということが自然な形だと思います」。
この日午後、スペインから帰国した俊輔と契約するロベルト佃代理人(38)が成田空港で話した。

右太もも裏の故障から復調傾向の俊輔は14日のラコルーニャ戦
での復帰に照準を合わせていたが、ベンチ外となった。
ポチェッティーノ監督(36)は「けがではなく監督としての決断だ」
と体調の問題ではないことを明言。
俊輔の現在の目標はクラブでの定位置奪還。
だが、6月のW杯南ア大会を前に出場機会が今後のリーグ戦で
限定される場合、俊輔サイドは新天地の有力候補先を7年半ぶりの古巣・横浜Mに一本化した。

セルティック時代の昨年6月、俊輔は3年契約の正式オファーを
受けた横浜M移籍を一時決断した。
「俊輔獲得プロジェクト」を発足させ、入念な受け入れ準備を
整えていたはずの横浜M側だが、正式契約直前に条件面の変更に
出たことから、移籍交渉は急転暗礁に。
生まれ故郷への凱旋をやむなく断念。同7月にスペイン移籍を選んだ経緯があった。

スペイン地元紙では俊輔のJリーグ復帰話が沸騰中だが、
代理人はクラブ首脳陣と司令塔の去就会談を一切持たず。
テーマはアジア市場の戦略会議だったという。
横浜M側との移籍交渉も現状ではないが、南ア大会で活躍するため
に運命の決断を下すのなら、新天地は横浜M以外に存在しない。

◆4戦連続欠場は移籍問題も考慮
〇…体調は100%ではないが、紅白戦もこなせる状態での
ベンチ外はチーム加入後初めて。
4戦連続欠場が決まった俊輔は「外れたのはけがもあるし、
今は自分の移籍の話題で周囲がいろいろ騒いでいるから。
チームメートにそれで迷惑がかかってもよくないということだと思う」と話し、
移籍問題による喧噪(けんそう)がチームにマイナスになることを懸念した措置だと受け止めた。
シュートやストレッチでめいっぱい足を伸ばした時に痛みがあり
「今は治療に専念してコンディションを上げていく」と、14日はスタンド観戦する。

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2010/02/16[スポニチ]横浜が俊輔獲りへ前向き「評価?当たり前や」
横浜が15日、エスパニョールの日本代表MF中村俊輔(31)の
得に向けて前向きな姿勢を見せた。
強化部門のトップである下條チーム統括本部長が、初めて中村獲得に触れて
「まだ(中村サイドと)接触はない」と強調した上で
「検討に値する?話の中身次第ではそうですね」と話した。

中村はW杯本大会に向けて出場機会を確保するために日本復帰を模索しており、
既にエスパニョール退団が決定的。移籍先として古巣の横浜が有力候補に挙がっている。

下條氏は中村の現状について「W杯イヤーで試合に出る機会が一番
欲しいタイミングで出られていない。サッカー選手としてはかわいそうだなあと思う」。
木村監督は「選手として評価している?当たり前や」と話した。
横浜が獲得に前向きな姿勢を示したことで、中村の約7年半ぶりの
J復帰への動きが加速しそうだ。

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2010/02/16[サンスポ]横浜Mが俊輔救う!復帰打診あれば交渉応じる
J1横浜Mのチーム幹部が15日、スペインリーグ・エスパニョールの
日本代表MF中村俊輔(31)から復帰の打診があった場合、
交渉に応じる考えがあることを明かした。
「そういう話になったときは聞きます」と明言したもの。
現時点で具体的な交渉はなく障壁も多いが、苦境にいる俊輔の“救済”に乗り出す可能性が出てきた。

古巣は、日本の至宝を見殺しにしない。
エスパニョールで出場機会を失い、J復帰の可能性が浮上している俊輔に対して、
横浜M強化部門トップの下條佳明・チーム統括本部長(55)が明言した。

「もちろん、そういう話になったときは聞きます。W杯イヤーだし、
サッカー選手としてはかわいそうなこと。助けるというか、
あれだけの選手なので、そういう話があった時点でいろいろ考えたい。
何も聞かないよ、というのはおかしな話」

現時点での交渉やチーム内での検討は否定したが、今後、
俊輔側から求められれば“救済”に向けた交渉には応じる構え。
昨夏には正式契約直前で破談となったが、社長らフロント陣は
一新されており、わだかまりも一切ない様子だ。

俊輔の代理人・ロベルト佃氏も、13日のスペインからの帰国時に
「(J復帰の)可能性はゼロではない。一般論として、マリノスに戻るのが一番自然」と説明。
関係者によると、1月にはFC東京にも水面下で接触があったという。

俊輔側は当然、スペインでの「定位置奪取→残留」が基本線だが、
今後1、2試合の起用法を慎重に精査した上で、今月末にも方向性を決める意向でいる。
ただ、高額なレンタル料や移籍金など、実現には高いハードルがある。
横浜Mの親会社・日産と競合するスバルのCMに出演していることも影響しそうだ。

横浜Mの木村和司監督は「全然分からない」としながらも、
「選手として評価? それは当たり前だよ」と話した。
南アW杯での俊輔のコンディションを左右する大問題。
岡田ジャパンの危機的状況からも、その動向から目が離せない。

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2010/02/16[ニッカン]横浜、俊輔移籍先有力候補も「白紙」強調
スペイン各紙でエスパニョールMF中村俊輔(31)の移籍先の
有力候補と報じられている横浜の下條佳明統括本部長は15日「もしもそういう話があったら、
その時点で話を聞いてみたい」と交渉に応じる意思はあることを認めた。

しかしこの日までに中村サイドから接触はなく「現時点では何も分からない」と白紙状態にあることも強調。
出場機会激減に悩む日本の司令塔を「選手としては苦しい時期だと思いますが」と同本部長も気遣ったが、
現時点では中村サイドの動向をうかがっている。

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2010/02/17[スポニチ]“今度こそ”J復帰へ…俊輔が横浜と接触
エスパニョールの日本代表MF中村俊輔(31)の移籍問題で、横浜と中村サイドが接触した。
横浜の強化部門のトップである下條佳明チーム統括本部長(55)が16日、
中村の代理人を務めるロベルト佃氏と電話で接触したことを明らかにした。
下條氏は中村獲得に動く意向を示唆しており、近く正式オファーを出す可能性も出てきた。

下條氏によると、電話は16日にロベルト佃氏の方からかかってきたという。
電話の内容について下條氏は「スペインで報道されているような内容です」と説明した。

スペイン各紙は、中村がW杯本大会に向けて出場機会を確保するために日本復帰を模索しており、
既にエスパニョール退団が決定的と報道している。
ロベルト佃氏は、そうした中村の現状を報告したもようだ。

下條氏は「(移籍の)具体的な話はなかった」とした上で
「Jリーグに戻るなら横浜?オレもそれが自然だと思う。
去年も獲得の話があったわけだし(横浜は中村が)生まれ育ったクラブだからね。
俊輔のマリノスへの思いが分かった。それはありがたい話だ」と中村の獲得に動く意向を示唆した。

セルティック(スコットランド)で4シーズンを過ごした中村は昨年夏、
W杯南アフリカ大会をにらんで移籍を決断。その際、移籍先として最有力視されたのが、
5年半在籍した古巣の横浜だった。事実、移籍交渉は正式合意寸前までいった。
最終的にエスパニョールを選択したが、中村と横浜は今でも良好な関係を保ち、
日本代表の活動にも支障がないため、ベストの状態でW杯に臨むには絶好の環境といえる。

エスパニョールは今夏までの期限付き移籍を望んでいるといわれる。
期限付き移籍なら移籍金は派生せず、横浜はレンタル料と年俸を支払えばいい。
スペイン紙によると、エスパニョールは、中村が退団すれば計画していた
日本ツアーを中止せざるを得ないため、ツアーの推定収入50万ユーロ(約6150万円)程度を
最低ラインにレンタル料を要求するとされる。それでも完全移籍に比べれば横浜の負担は小さい。

中村を獲得すれば、戦力面でも観客動員など人気面でも大きなメリットになる。
横浜はクラブ内で調整がつけば、近く正式オファーを出すことになる。
中村の7年半ぶりの横浜復帰が一気に現実味を帯びてきた。

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2010/02/18[スポニチ]俊輔 完全移籍で横浜へ…今週中にも決定か
エスパニョールの日本代表MF中村俊輔(31)の移籍問題で、
横浜の嘉悦朗代表取締役社長(54)が17日、完全移籍での獲得を目指す意向を明らかにした。
エスパニョールは期限付き移籍を希望しており、完全移籍のオプション付きの
期限付き移籍でまとまる公算が大きい。
同社長は近日中にも中村の代理人のロベルト佃氏と直接交渉することも明言。
交渉が順調に進めば、今週中にも「横浜中村」が誕生する。

横浜市内のマリノスタウンで報道陣に対応した嘉悦社長は「うちはボランティアでやってるわけじゃない。
彼(中村)には長くクラブにいてもらうことを考えたい。
そうしないと、腰掛けでW杯のためだけにってのは、それはどうなのかなあと
サポーターも思う」と完全移籍での獲得を目指す意向を明らかにした。

中村と昨夏から2年契約を結んでいるエスパニョールは、今夏までの期限付き移籍を望んでいるとされる。
しかし、歩み寄りは可能だ。今後の交渉次第だが、今年6月末までの期限付き移籍に
完全移籍のオプションを加えた契約になる可能性が高い。
中村の今季年俸120万ユーロ(約1億5000万円、推定)の
一部とレンタル料を横浜が負担するとみられる。
嘉悦社長は「いろんなことを想定してシミュレーションをしている」と準備万端であることを強調した。

嘉悦社長は、近日中にも中村の代理人を務めるロベルト佃氏と交渉を開始することも明らかにした。
横浜は昨年6月の移籍交渉では正式合意寸前までいきながら、直前で破談となった。
それだけに嘉悦社長は「二度と同じ過ちは犯せない」と強い決意を持って臨む。

中村は現在、親会社日産以外の自動車メーカーのCMに出演しているが
「日産もそんな懐の狭い会社ではない」と問題がクリアされたことを強調。
「あまり時間をかけたくない」と迅速に交渉を進めることを断言した。
早ければ今週中にも中村の7年半ぶりの古巣復帰が決定することになる。

チーム内の受け入れ態勢も整いつつある。
既に嘉悦社長は木村監督に中村獲得の意向を伝えている。リーグ開幕直前の補強となるが、
木村監督は「(準備期間が短くても)レベルの高い選手は、周りが認める。チームのやり方や戦術もすぐに理解する」
と歓迎する姿勢を示している。「横浜中村」誕生は秒読み段階といえる。

▼犬飼会長 (エスパニョールの)監督のやろうとしているサッカーとマッチしない、
W杯までに試合に出られないと言うのなら、僕の立場だと、
コンディション的にも試合に出られるところに行ってもらいたいと思う。

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2010/02/19[サンスポ]俊輔、鹿島にも接触 獲得には否定的
スペインリーグ・エスパニョールの日本代表MF中村俊輔(31)の代理人側が、
日本復帰に向けJ1鹿島にも接触していたことが18日、分かった。
鹿島の大東和美社長(60)が「俊輔サイドから話があることはあった」と明かした。

接触を認めたのは横浜M、FC東京に続き3クラブ目。
俊輔サイドが、横浜Mとの交渉が決裂した場合に備えたとみられる。
同社長は「予算的には難しい」と獲得に否定的な考えを述べた。

一方、週内に俊輔側と初交渉する意向の横浜M・嘉悦朗社長(54)は
「他のクラブに獲られるわけにはいかない」と明言。
「中途半端な短期的な話では困る」と、改めて完全移籍での獲得を目指す方針を示した。

木村和司監督も「自分たちにも俊輔にも一番いい方向に進めばいい」と話し、
「電話して(俊輔に)聞こうかな」と前向きだった。

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2010/02/20[サンスポ]8年ぶりJ復帰…俊輔代理人、横浜Mと会談
スペインリーグ・エスパニョールの日本代表MF中村俊輔(31)の代理人、
ロベルト佃氏が19日、俊輔の獲得を目指すJ1横浜Mの嘉悦朗社長(54)と直接会談したもようだ。
8年ぶりのJリーグ復帰に向けた動きが本格化した。

嘉悦社長は会談について、「デリケートな問題なので、ノーコメントでお願いします」と否定も肯定もしなかった。
しかし関係者によると、17日に「今週のどこかで会う」と話していた直接交渉が実現したとみられる。
19日付のスペイン紙アスは「Xデーは月曜日(22日)」と伝えており、
週明けにも完全移籍が決まる可能性がある。

俊輔自身はこの日もクラブで練習。21日のマラガ戦(アウェー)については
「こんな問題がある限り、(遠征に)帯同しないと思う」と話した。
ただ、痛めていた右太ももの回復は順調で、訪れた日本協会の原技術委員長にも「ケガは治ったと」と報告。
原委員長は「彼の経験、存在は必要」などと信頼感を改めて口にした。

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2010/02/22[サンスポ]6億円移籍!俊輔、横浜Mと今週中にも契約
スペインリーグ・エスパニョールの日本代表MF中村俊輔(31)が、
総額6億円の大型契約でJ1横浜Mに復帰する見通しとなった。
23日から、代理人を通じたクラブ間交渉を開始。週半ばにも嘉悦朗社長(54)自ら渡欧して最終交渉に臨み、
3月6日の今季開幕・FC東京戦(味スタ)までの合意を目指す。

いよいよ、俊輔のJ復帰が最終局面に突入した。
22日に俊輔と代理人契約を結ぶロベルト佃氏が渡欧し、
23日からエスパニョールとの最終交渉を開始することが判明。
横浜Mの嘉悦社長は「ある程度、大丈夫ならスペインに行きます。あとはサインだけというのが理想」
と週半ばにも直接の最終交渉に臨む意向を示した。

嘉悦社長は、20日までに電話やメールで俊輔側と交渉し、条件面でまとまったことも明言。
J最高俸のFW高原(浦和、推定1億6000万円)に次ぐ推定年俸1億4000万円の3年契約に、
1億5000万円前後の移籍金を加えると、総額約6億円の大型移籍になるもようだ。
また、横浜M入団時やセルティックで愛用した背番号「25」も準備。
「マリノスとしてはこれ以上は無理。最大限の誠意? そういうことです」と説明した。

今後、佃氏を通じて完全移籍のオファーを通達。
相手側が条件を飲むかが最後の関門になるが、佃氏は「十分な額だと思う」と説明。
最終的には嘉悦社長自らスペインでの直接交渉に臨み、合意を導く意向だ。

合意時期について佃氏は「代表で帰国するまでに方向性は決めたい」と、
俊輔が3月3日のアジア杯予選・バーレーン戦のため帰国する前の今月中を示唆。
ただ正式なサインについて嘉悦社長は「できれば3月6日。日程的には厳しいですけどね」と説明しており、
復帰戦は3月6日の開幕・FC東京戦から同13日のホーム開幕・湘南戦にずれ込む可能性もある。

「実際どうなるかはこれから。甘い見方はしていません」と昨夏の決裂も踏まえ、慎重な嘉悦社長。
ただ、俊輔にとって8年ぶりのJ復帰は、秒読み段階に入っている。

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2010/02/25[スポーツ報知]「横浜M・俊輔」3・13デビュー!J開幕戦はアウト
横浜M移籍で合意に達しているエスパニョールの日本代表MF中村俊輔(31)の再デビュー戦が、
3月13日の湘南とのホーム開幕戦(日産ス)になることが24日、明らかになった。

俊輔の代理人のロベルト佃氏(38)が23日からバルセロナでエスパニョール側と
最終交渉に突入しているが、関係者によると、25日に移籍交渉が完了しても、
横浜Mでの選手登録に必要となる国際移籍証明書発行などの手続きに一定期日が必要となり、
6日のリーグ開幕戦、F東京戦(味スタ)の出場は事実上不可能となったという。
このため、ホーム初戦の神奈川ダービーが“背番号25・俊輔”の7年半ぶりの凱旋試合となる予定だ。

さらに、1―2で敗れた21日のマラガ戦(アウェー)での後半ロスタイムを含めた
8分間のプレーをマウリシオ・ポチェッティーノ監督(36)が高く評価。
1部残留を命題とする指揮官が土壇場で司令塔放出に難色を示しており、
移籍金問題を含めて最終交渉は想定外に難航している。

24日にバルセロナに出発予定だった横浜Mの嘉悦朗社長(54)は「あたふたするような話ではない。
エスパニョールとしても、もう少し時間がほしいといってきている」と延期理由を明かし、
木村和司監督(51)は「俊輔が来る来ないは縁だと思う。自然体でいるよ」と泰然自若の構えを見せた。

クラブ間交渉が無事完了となれば、トリコロールの大観衆で埋まった
故郷・横浜のピッチで俊輔がW杯イヤーに運命の再スタートを切る。

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2010/02/25[スポニチ]横浜M社長がスペインへ 俊輔、金銭面で歩み寄りか
J1横浜Mの嘉悦朗社長は25日、スペイン1部リーグ、エスパニョールの
日本代表MF中村俊輔(31)の獲得交渉に臨むため、スペインに向けて出発した。
下条佳明チーム統括本部長が明らかにした。
同社長は26日にエスパニョール幹部と交渉する予定で、
早ければその席で中村の8年ぶりの横浜M復帰が決まる。

既に、中村の代理人とエスパニョールは話し合いを重ねており、その交渉の過程で獲得のめどが立ったため、
嘉悦社長が最終交渉に出向くことになった。
下条本部長は「マリノスが条件提示している枠組みの中で交渉がスタートできそうだ」
と手応えを口にし、難航が予想された金銭面でも歩み寄りがあったことをうかがわせた。

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2010/02/26[スポーツ報知]俊輔28日横浜M入団会見へ!
横浜Mへの移籍が決定的となっている日本代表MF中村俊輔(31)=エスパニョール=が
28日に日本で入団会見を行う可能性が高いことが25日、分かった。
俊輔はバーレーン戦に招集されたことで、28日に帰国する見通し。
帰国当日の入団会見は強行軍だが、代表合宿前に移籍の話題を決着することで雑音を封じることができそうだ。

俊輔の代理人・ロベルト佃氏(38)が現地交渉し、横浜Mが設定する移籍金にエ
スパニョールも合意する姿勢を示したことで、この日、横浜Mの嘉悦朗社長(54)が緊急渡欧。
スペインでは25日付のムンド・デポルティーボ紙が「クラブ間で基本合意に達した」と報道。
横浜Mが移籍金を70万ユーロから120万ユーロ(約1億4457万円)とほぼ倍増させたと報じた。
下條佳明チーム統括本部長は「まだ正直、微妙なところ。
あと1日、2日待って下さい」と慎重な姿勢を崩さないが、
26日にも正式にサインする見通しとなった。

復帰戦は3月13日のホーム開幕戦・湘南戦(日産ス)となる予定だが、
日本代表にはひと足先に「マリノスの俊輔」として乗り込むことになりそうだ。

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2010/02/26[横浜F・マリノス]中村俊輔選手移籍加入決定及びご挨拶について
スペイン1部リーグ、RCDエスパニョール所属の中村俊輔選手が、
完全移籍にて加入することが決定しましたのでお知らせ致します。
(中略)
中村 俊輔(Shunsuke NAKAMURA)
ポジション:MF
国籍:日本(神奈川県出身)
生年月日 :1978年6月24日
身長/体重:178cm / 70kg
経歴:
桐光学園−横浜マリノス/横浜F・マリノス(1997年〜2002年/日本)−レッジーナ(2002年〜2005年/イタリア)−セルティックFC(2005年〜2009年/スコットランド)−RCDエスパニョール(2009年〜/スペイン)
代表歴:国際Aマッチ出場93試合 24得点(2010年2月25日時点)
主な個人タイトル:
1997年 Jリーグ優秀新人賞
1999年 Jリーグベストイレブン、Jリーグ優秀選手賞
2000年 Jリーグ最優秀選手賞、Jリーグベストイレブン、Jリーグ優秀選手賞、
日本年間最優秀選手賞
2000年 アジアカップ2000 ベストイレブン
2001年 Jリーグ優秀選手賞
2004年 アジアカップ2004 MVP、ベストイレブン
2006-07 スコットランドPFA年間最優秀選手賞
2006-07 スコティッシュプレミアリーグベストイレブン など

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▼リンク
[獲得報道]中村俊輔(なかむら しゅんすけ)@セルティック[2008-2009横浜F・マリノス人事往来]
・[Wikipedia]中村俊輔
[最終更新日:2010/02/27]
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